病棟・外来

肝がんセンター

肝がんセンターの紹介
久留米大学病院肝がんセンターは平成16年2月に文部科学省のCOEに久留米大学が選ばれたことを記念して本邦で初めて開設され肝癌の診断、治療に特化した外来診療施設です。肝癌センターでは消化器内科、外科、放射線科が協力して毎日外来診察や併設された化学療法室で外来化学療法を行っています。

久留米大学病院の医療圏である福岡県南部、佐賀県東部地区は非常に肝細胞癌の患者さんが多い地域であり、開設当初は外来受診患者が一月に300人に満たなかったのが、徐々に増加し最近では毎月500人以上の患者さんが受診しています。

消化器内科では以前から、外科学教室、病理学教室と協力して肝細胞癌の診断・治療のみならずその基礎的検討にも力を入れており、その業績に対し国内外から高い評価を得てきました。それに引き続き、消化器内科および肝がんセンターでは、現時点における肝細胞癌に対する最先端の診断技術・治療を提供するだけでなく、より効果的な診断技術や治療法を開発すべく肝細胞癌治療のトピックスである分子標的治療薬を用いた臨床治験や医師主導の臨床研究に力を入れています。現在行われている治験や臨床研究は以下のごとくです。

A) 診断に関したもの:
1) ソナゾイド造影超音波検査と通常のBモード超音波検査での有効性の比較。
2) MRIの新規造影剤であるプリモビストの肝細胞癌検出における有用性の検討。
3) 肝細胞癌の再発診断 におけるMRI とCTの有用性の比較。
4) 高感度AFP-L3の有効性の検討。

B) 治療に関するもの:
1) 進行肝細胞癌に対する分子標的治療薬の治療効果の検討。
2) 分子標的治療薬であるソラフェニブ不応例に対する5-FUの前駆体であるS-1の治療効果検討。
3) 初発肝細胞癌に対する肝切除とRFAの有効性に関する比較検討。
4) 各種薬剤によるRFAおよびTACE後の肝細胞癌の再発抑制効果の検討。
5) 肝動脈科学塞栓術 (TACE)とソラフェニブの併用療法の検討。
6) ソラフェニブの有効性と安全性に関する検討。
7) 肝動注化学療法 (NFP)とソラフェニブの有効性の比較。
8) 転移を有する肝癌に対するソラフェニブとS1少量投与の効果検討。

消化器内科および肝癌センターではこれらの臨床研究から得られた結果を、将来の肝細胞癌治療成績の向上に役立てるべく更なる努力を続けていきたいと考えています。



外来診療医

外来担当医・専門分野:詳しくはこちらをご参照下さい。